クロオコックス目 ※学名(太字)をクリックすると詳細をご覧になれます。
1-1ミクロキスチス属 Microcystis(図1,2)

ミクロキスチス属の藻は関東から九州、沖縄にいたる地域で発生するアオコの主な構成要素で、ミクロキスチンを産生するので、水源の湖沼ではその挙動が注意深く監視されている。2種以上混生することが多く、その組み合わせや相対的な量は時とともに変化する。 以下にMicrocystisの検索表を示す。

ミクロキスチス属の種の検索表
1a 細胞の直径はほぼ3μm以下 2
1b 細胞の直径はほぼ3μm以上 3
2a 細胞の直径は0.8−2.5μm M.firma
2b 細胞の直径は2.0−3.2μm M.ichthyoblabe
3a 群体を構成する多糖類の外縁は顕微鏡下で見える 4
3b 群体を構成する多糖類の外縁は顕微鏡下で見えない 5
4a 群体は角ばっている、立方体状の亜群体が多数集合する M.viridis
4b 群体は球形、長球形、分枝状、網目状、外縁は非常に明瞭 M.wesenbergii
5a 細胞は疎らに集合する M. smithii
5b 細胞は密に集合する 6
6a 群体は小さな球形ないし亜球形 M. flos-aquae
6b 小さな群体が、短い数珠状に連なる M.novacekii
6c 群体は亜球形から網目状、分枝する紐状となり数mmに達する M.aeruginosa
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図1図1 図2図2
1-2ヴォロニチニア属 Woronichinia(図3)

 群体の中心から放射状に並ぶ粘質の柄を持ち、柄の先端部である群体表面近くに細胞が並ぶなどの点でMicrocystisと区別できる。 W.naegeliana (Unger) Elenkin が報告されている。

図3図3