|
受講者の講座に対する評価と今後の対応 |
受講者の殆どがこの講座を続けてほしい、という意見です。実はそれは当然で、このような講座は無用であると思う人は受講しなかった筈だからです。開講して当初の数年間は、この講座を維持することは、科博の研究員にとっては、科博の催物としての業績評価の対象にはならない状況下にありました。したがって、この講座は自主講座であったともいえるでしょう。しかし、本講座を企画する当事者自身が受講者の一人として、よく知らない分類群の詳しい各論を聞き、専門家が選んだ適切な実習用材料を観察できる機会が得られた点は、科博の研究員の職務の重要な一つである標本整理・管理にとって大いに役立ったと思います。受講者の本講座に対する様々な必要とする評価があるかぎり、この講座を続けたいと思います。
本講座の開催時期については,夏休みを希望される方が多いのですが、目下、科博新宿分館では、夏休みに子供向きの行事や理科担当教員のための講習会が催されることが多いため、夏休みに専門講座を開催する場所的余裕はあまりありません。また、野外観察や採集の実地指導も是非加えて欲しい、との要望をしばしば受けますが、当面はこれは対応できる係の人数の点で、現地での参加者の十分な統率が困難なため無理だと思います。野外観察の機会を作ることは、研究の上でも、趣味の点でも、あるいは菌類に興味をもつ方々の相互の親睦を深める上でも、大変有意義なことですので、菌学教育研究会でも今後検討してゆきたいと思います。